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ドラゴンクエスト�Y 〜幻の大地〜 発売日 1995/12/9 発売元 エニックス ジャンル RPG お勧め度 ★★★★☆ 思い入れ ★★★☆☆ ぱふぱふ感 ★★★☆☆ 〜 上を目指す人の転職セミナー 今年の人気職業は「勇者」 〜 この酒場は、もう私が思い出せないくらい昔からこの町にある。 高くない値段でなかなかの酒と飯を出すため、労働者や金の無い冒険者が必然的に集まってくる。 自然、ここには情報が集まる。 酔っ払いの喧騒と、客の目を引こうとする娼婦の露出の多い服に炊きつけられた香、カードで盛り上がるテーブルのパイプ草の甘い煙などが、店内には充満している。 マスターが、常連客である労働者の愚痴に鬱陶しそうな表情を見せた時であった。 その冒険者は、やはり情報を求めてマスターに話しかけてきた。 「伝説の勇者について、教えてくれませんか」 マントというよりは襤褸布を纏ったその男は、何かにすがるような目つきでカウンターに座り、芋を蒸留した一番安い酒を注文した。 「あーん、また勇者を探してるやつが来たぜ」 さっきまでほろ酔いでくだを巻いていた労働者が、面白い暇潰しを見つけたと言わんばかりに、身を乗り出した。 「何だねお客さん、伝説の勇者を探してるのかい」 マスターが食器を拭きながらやはり鬱陶しそうに聞き返すと、その冒険者は堰を切ったように語りだした。 どうやら彼は、とある事情で伝説の勇者を探す旅をしており、やはりその情報を求めてこの店にやってきたようだ。 一通り話し終えた後、彼は再び力を込めて言った。 「伝説の勇者について、何か知りませんか」 安い酒の注がれた陶器を真剣な表情で見つめる彼を冷やかそうとした労働者を、マスターが制した。 そして冒険者になぜか悲しい目を向けた。 「勇者か…。お客さん、勇者を探してるなら、ダーマ神殿に行きな。案外たくさんいるだろうよ。」 「違います！私が探しているのは職業勇者なんかじゃないんです。伝説の勇者です…」 恐らく冒険者は何度もそういう台詞を聞いてきたのだろう、マスターに苛立ちと半ば諦めの言葉を投げつけた。 そしてやはりマスターも、同じようなやり取りを何度も経験しているのだろう、諭すように冒険者に言った。 「いいかいお客さん、今はもう転職して勇者になる時代なんだよ。それに彼らの能力だって立派なもんじゃないか。」 「それでも私は伝説の勇者を探しているんだ…。きっとまた現れるさ…。」 冒険者は独り呟くと、酒代の数ゴールドをカウンターに置き、酒場を後にしていった。 私はあの時の、冒険者とマスターの悲しい目を忘れないだろう。 という、私の妄想上の茶番は置いといて、本作ドラクエ6では、ドラクエ3の転職システムが復活した。 そして、「勇者」というものが、一つの職業になってしまった。 つまり、誰でも勇者になれてしまうのだ。 これは由々しき事態である。 ドラクエ1では、王国の期待を背負い、ロトの血を引く勇者が伝説の装備を手に冒険し、見事ローラ姫を助け邪悪な竜王を打ち倒した。 ドラクエ2では、その勇者の子孫たちが力を合わせ、やはりロトの武具を用い邪悪な神官ハーゴンから世界を救った。 ドラクエ3では、アリアハンの英雄オルテガの息子が、魔王バラモスと大魔王ゾーマを打ち滅ぼし、ロトの称号を与えられ、彼は伝説の勇者として後世まで語り継がれた。 ドラクエ4では、天空人と人間の子供が、伝説の勇者の宿命を背負い、マスタードラゴンに導かれし7人の仲間とともに、魔族の王と過酷で悲しい戦いを繰り広げた。 ドラクエ5では、その勇者の血を引く女性と運命的に結ばれ、やがて伝説の勇者を息子に持つことになる男の視点から、その成長と戦いが壮大に描かれた。 そう、勇者は転職してなるものなんかじゃ無いはずだ！！ ほりいゆうじさん！ ちゃんとした英雄の血を引く伝説の勇者を生み出してくれ！ そして勇者よ、再び伝説の武具をその手に、不景気という魔王に支配されたこの娯楽業界を救ってくれ！！ あと俺の給料も上げてくれ！ 2006/4/30 ■皆様のお気に入りの理由・おもひで・その他一言■ スーファミグランプリの投稿フォームから、ドシドシご投稿下さい！ ちょうど中３の時、部活をサボってやりまくってた。 一日中ドラクエ6のことで頭がいっぱいで、その頃は早く帰ることしか考えてなかった。 初めて太陽がキラッとなったのを見た瞬間と、上級職になった時の感動は今プレイしても変わらない。 プロローグでいきなりラスボスと対峙。 ↓ 一瞬で返り討ちにされる！ ↓ リベンジをするための旅だと思いきや、それを裏で操る黒幕登場！ ↓ さらにその黒幕をものともしない裏ボスの存在... 職業システムに加え、モンスターも数種類仲間に出来て、主人公らと同じようにレベルが上がっていく！ かなりやり込めるし、キャラに愛着が持てる！流石はドラゴンクエスト！と言える名作中の名作。 SFCのRPGで間違いなく5本の指に入る神ゲー！ 全職業をマスターしたのは俺だけではないはず 初めてsfcでやったゲームでもあり、初めてのドラクエ。 自分の中では�Xを差し置いてダントツの1位です！ ドラクエで個人的に1番面白いと思う スーファミTOP　　サイトTOP 完全無料！サービス動画