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不思議のダンジョン トルネコの大冒険 発売日 1993/9/19 発売元 チュンソフト ジャンル RPG お勧め度 ★★★★★ 思い入れ ★★★★★ ネネみたいな嫁は幻想 ★★★★★ 〜 しあわせの箱を探す？それより僕と踊りませんか？ 〜 私は小学生の頃、夏休みや冬休みになる度に、祖父母の住む田舎に泊まりに行った。 そして同い年の従兄弟と良く遊んだ。 私が二人姉弟だったのに対して、従兄弟は一人っ子。 当時の私の目には羨ましく映った。 何故なら、沢山のゲームを親に買い与えられているからである。 おまけに従兄弟の父親、つまり私の叔父は、コンピュータ技術者であった。 なんと、父親がテレビゲームに対する理解があるどころか、当時の子供には珍しいパソコンゲームまで遊ばせてくれるのだ。 私のゲーム好きの一因は、間違いなくこの従兄弟にある。 私が祖父母の家に、夏休み等に泊まりに行くという事は、要するに従兄弟と遊ぶ為に行くという事でもあった。 自分の家では思う存分遊べないテレビゲームが、従兄弟の家では脳みそが蕩けそうな程遊べるのである。 我々は狂った様に遊んだ。 飯を食う間も惜しみ、二人同時プレイ可能なゲーム（主にテクノス）、そうでないゲームに関わらず、やりまくった。 そんな中でやはり従兄弟の家で出会ったのが本作である。 ドラゴンクエスト�Wのキャラクター、トルネコが主人公のゲームである。 始めて見るゲーム画面は、アクションゲームにしか見えない。 だが本作は、当時小学生だった私が知る由も無い、ダンジョンゲームという物だったのだ。 アクションゲームと認識している私がプレイすると、すぐに死んでしまう。 しかし、私から得意気にコントローラを奪った従兄弟のプレイは鮮やかで、どんどんダンジョン深くへと潜っていく。 次々と変化する地形、特殊な能力を持った恐ろしい、それでいてコミカルな敵、次々と入手する使い道の難しいアイテム達…。 私はたちまち本作の、そしてダンジョンゲームの魅力にのめり込んだのである。 ダンジョンゲームというジャンルを、チュンソフトが子供のおもちゃであるテレビゲームに持ち込んだ。 今ではチュンソフトからも他社からも、沢山のダンジョンゲームが発売されている。 だが、このマニアックなダンジョンに入り込んで、必死に攻略する楽しみを、一から我々に教えてくれたこのゲームは、偉大である。 余談ではあるが、私と従兄弟はテレビゲームばかりして遊んでいたわけでは無い。 それと同じぐらいの時間を、外で遊んで費やしたものだ。 私達のゲームに対する情熱はそのまま外での遊びにも向けられた。 その辺の猫を「ケロベロス」と命名し、棒切れを装備して追いかけ回したものである。（勿論追い掛け回すだけで、直接攻撃なんかしなかったよ） その辺の雑草は薬草に、ババアは魔法使いになり、一日中冒険を楽しんだ。 そして、我々のそんな少年時代に別れをもたらしたもの、それはヤンキー文化であった。 私の住んでいる地元には、ヤンキーなど殆ど存在しなかった。 だが、祖父母の家があった田舎には、ヤンキーが存在していたのである。 私の持っている、「ヤンキー＝ダサい、田舎、バカ、センス無い」という感情と、従兄弟の持っている「ヤンキー＝格好良い、女にモテる、イケてる、流行」という感情の温度差が、我々の子供としての純粋な遊び心を収束へと向かわせた。 少年達から純粋な心を奪うのもの、それは、他人より強く格好良く見られたい、人の上に立ちたい、金持ちになりたい、女にモテたい、という無粋な心である。 しかしそれは、人間として当然の感情でもある。 必要なのは、そういった無粋な感情だけに支配されない、豊かな心を持った大人になることだ。 しかし私が子供の頃から今でもイメージする、つまらない大人像とは、概ねそういった無粋な感情に支配されている人間達である。 果たして今の私は、子供の頃の自分の前に出しても恥ずかしくない大人たりえているだろうか。 まあ一つ言える事は、子供の頃は、こんなにビールが好きになるとは思わなかった。 とりあえずビールでも飲みながら、マザー３でもやるか。 あ、ツタヤにビデオ返すの忘れてた。 ま、いっか、面倒くさい。明日仕事朝早いし。 大人だから、延滞料金くらい払えるし。 ウヒヒ 2006/5/21 ■皆様のお気に入りの理由・おもひで・その他一言■ スーファミグランプリの投稿フォームから、ドシドシご投稿下さい！ はじめのダンジョンにとにかく苦戦しました・・・ 王様からもらったはぐメタ装備も台無しに・・・ 個人的にはシレンよりも好きです スーファミTOP　　サイトTOP 完全無料！サービス動画