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ジョジョの奇妙な冒険

発売日1993/3/5
発売元コブラチーム
ジャンルRPG?
お勧め度★☆☆☆☆
思い入れ★★☆☆☆
奇妙さ★★★★★


〜 原作を超える奇妙さ! 謎の奇才集団「コブラチーム」の怪作 〜

週間少年ジャンプの漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のゲームである。
このゲーム、いわゆるクソゲー・ネタゲーの部類に認識できるだろう。

ジャンルとしてはRPGに属するが、ストーリーはまったくの一本道で、マップも横スクロールするだけのものだ。
原作のストーリーをとても中途半端にしたものを辿るのみである。
戦闘はほぼイベントで発生するのみで、レベルアップはあってもキャラが特技を覚えることは無い。

しかしだ!
イマイチと言わざるを得ない内容の本作にも一つだけ突出した妙味がある。
それは 奇妙さ である。
随所に妙な演出が散りばめられているのだ。

例えば戦闘のコマンドに「話す」と言うものがある。
別に仲間と話すわけでもなく、敵と和解しようと言うのでもない。
敵を言葉攻めするのである。
ただしこの攻撃、地味な上に敵の精神力にダメージを与えるという間接的なものであるため、本気で使用される機会は殆ど無いと言ってよい。


勿論敵もこの「話す」攻撃をしてくる。
さすがにラスボスのDIOの言葉攻めなどは反則的な威力で、
「なあ、花京院…」という一言で、私の花京院は戦闘不能になったものである。

ちなみに仲間キャラであるイギー(犬)の「話す」攻撃はガルルルルとか ウーーーとかしか言わない。
それでも何故か敵(主にゾンビとか)に精神的ダメージを与える。
う〜ん、奇妙だ。

そして何より奇妙で気になるのは発売元の「コブラチーム」である。
まるで特攻野郎ではないか!
とてもソフトウェア開発に携わる企業名とは思えない、イカしたセンスである。
「コブラチーム」というゲームを作ったほうがよっぽど面白そうではないか。

以上のように、今は亡きコブラチームの奇妙なゲームの紹介と共に、「特攻野郎Aチーム」のDVDボックス(\120,000)が最近発売されたことをお知らせして、この稿を締めたい。

2005/9/1



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